絵が苦手かもしれないと敬遠していたのを反省した。話が面白けりゃ絵柄は気にならなくなる。
作中ではキス止まりなんだけど、これがいい。タイトル通り、右の先輩を嫌いな左の後輩の話なんだが、徐々〜に心を開いていく様が可愛くて応援したくなったお話。ゆとりな後輩は、実は苦労人で頑固で芯の強い頑張り屋さんで、バブルな先輩は、後輩くんにとっては言葉足らずで誤解させるけどちゃんと評価してるしスパダリだと思うな〜。読み始めた最初だけ、いや顎〜〜ってなるけど話しに夢中で顎どころじゃない。大人こそ楽しめるBLだなあと思う。
以下ネタバレ
①ソリが合わなすぎる二人
先輩は言葉足らず＆チョイスが悪いし、わざと挑発的に言ってる節がある。後輩は負けず嫌いで言葉を深読みする習性がある。そんなことすりゃ齟齬が起きるに決まってるww でも相性が悪い気がしないのが不思議。たぶん一ノ瀬先生がキャラ動かすのが流石うますぎるんだな。いつ、どういう展開でどっちから好きになるのか全然読めなくてわくわくした。高レベルなケンカップルとも言える。
②先輩の前での後輩
弱みを知られたからか、先輩の前では取り繕わず表情豊かに嫌悪感を出す後輩が可愛い。先輩の言動を無駄に深読みし、被害妄想をし、勝手に嫌悪し、負けじと頑張る後輩がいじらしい。1番キュンと来たのはおつかいのシーン。シュンとした表情で「どんなのが好きか訊けばよかった」とサンドイッチの前で佇むなんてらしくない！かわいい！！
先生の後書きにもある通り、これは同人誌で続いてて、電子版も配信されてる。
これ読まないと完結しないので！！！！先輩のスパダリも発揮され、後輩の意固地で素直な可愛さが漏れてて、もー、、愛おしさ百満点！一気に先生のファンになったので他のも読もうと思う。
