煩悩の滝

煩悩を叫ぶ日記。私は元気に腐ってる!!!

クーリエ:最高機密の運び屋

最高によかった。

裏切りのサーカスみたいな難解さがなく、過剰にうるさい鼻につく演出や演技もなく、淡々と静かに話が進んで緊張感がピーンの心ヒリヒリヒリヒリ……する展開で最高に好みだった。

あと、ベネカン始め全ての人の演技がいい。緊張感も相まって、没入感すごい。

米ソの冷戦下において核の発動を止めるために動く英米ソの話。事実を元にしてる系。

 

--以下ネタバレ--

 

ベネカンの体作りは素晴らしいよね。何ヶ月かけて作ってるのか知らんけど、あんなに増減できるんだ?!すっごいや!

一介のセールスマン?ビジネスマンが、急にスパイにされ、捕まって、一年もの月日を孤独にソ連の非人道的な独居房で過ごし、日々の尋問に耐えるってどんだけメンタル強いんだ!帰国したらまたビジネス再開したいって言ってたし、、実話なのが本当にすごい。尋問の心得的なのがあったのかな?仕込まれてるシーンはなかったけど、普通に暮らしてからの牢屋生活は心身ともにまいるのは想像以上の状態になっただろうけど、屈せず帰国まで生き抜いたその精神力が本当にもう、つよつよのつよで本当にすごいなぁと思った。自分はすぐ折れる。家族への愛、ペンコフスキーへの友愛の物語で、個々間から平和を、というのはとてもいいメッセージだった。わかってる。でもこれが事実である以上、ウィンの精神力のタフさ惹かれたね。尊敬。

ホテルに戻って私物が動かされてるという脅し、ばり怖い。見てるぞっていうね、じわじわくる怖さ、たまりませんね。帰国までもうずーーーっとヒリヒリしてたね。最高に好みの映画に出会えて幸せや。