全45ページと思えないほどずっしり読み応えがあるし、続きがめちゃくちゃ読みたい。
元同級生で今はバイト仲間の斎藤と富谷。人付き合いの苦手な富谷が唯一友人と呼べるのは斎藤だけだったが、すでにその重さはとっくに超えて伝えられない思いを拗らせ続けている。いつまで拗らせるのか…
以下ネタバレ
①富谷の小説が読みたい
富谷は高校からずっと小説を書き続けており斎藤がそれを読見続けている。斎藤が評するに、それは読んだのを後悔するくらい読了感が悪い、救われない、とのこと。しかし本人はハピエンとして書いてるらしく、メリバかな?メリバの神かな?という印象なので是非読みたい。
②斎藤…!お前みえてるのか!?
富谷の拗らせた想いは赤い糸の如く小指から黒い糸が伸びて斎藤だけに見えるモンスターを生み出した。押し殺してきた想いや声をそのモンスターは喋り、その声をまた富谷は封じ込めるのだった。と思いきや最後に急展開。床で眠る斎藤を横目に「デカくなったなあ お前」とそのモンスターを見て言う斎藤。お前…見えるんか?!これからどうなるんや!!!!とゾクゾクしたところで終わりです。うひゃー
続きが読みたいけど、描かれないからこそ妄想ができると言うか、死ぬまでこの関係を続けたりなんてしちゃったらゾクゾクするね。いつのまにかモンスターが斎藤の形になり実体を持ち自我を持ち始めて…なんてのも面白い。完全に話にひきこまれちゃった!