煩悩の滝

煩悩を叫ぶ日記。私は元気に腐ってる!!!

三森さんのやらしいおくち/rasu

これは私の中で殿堂入りBLの一冊になった。私の愛してやまない方に座裏屋先生がいらっしゃるんですが、座裏屋先生と同じくらい、rasu先生の性癖への執着を感じました。始めから終わりまで隅々におくちが配置され、ひとつのフェチで単行本丸々一冊描かれたBLに私は初めて出会った。これは大傑作だ!!!!!

これは、ひたすらに全てのおせっせで攻め(歯科医)が三森さん(リーマン)のおくちをクチュクチュヌチヌチと指やtnk(白抜き)(でもパンツ越しに気合の入ったtnkがある!)で弄くり回し、受けは涎を身体に垂らしながらイクというなんともえっちで可愛いお話です。ただえっちなだけでなく、歯医者に行く口実を作ったり、体だけなのどーなの?とヤキモキしたり、歯磨きしながらひとりでしちゃったりとめちゃんこ可愛いので、おまけの.5シリーズで見れる攻めの感情には同意しかない。 ※not unlimited

以下ネタバレ

もうほぼ前半で書いたことなんだけど、

・作者の、フェチへの熱意

熱い。だって1冊丸々おくちよわよわな受けについて描いてくれるんだもん。他のプレイも入れましょうと編集さんとかから変更かけられなかったってことでしょ?おくちよわよわがどれだけ魅力的かという執着のような説得力がこの一冊にはある。まぎれもなく最高傑作。

・エロい

キスのアップをコマ撮りのように表現されるので、唇と唇がだんだん近づいて口が開き舌が期待を含んでおずおずと唇から覗くというこの臨場感、めっっっちゃくちゃエロくない?ファーストタッチというか、いよいよ肌に熱が触れますよっていうドキドキ感、期待感がもーやばい。あとね、どろどろに溶けてる受けに言う「(気持ちいいの)怖いね」とか「大丈夫、イッていいよ」という言葉の包容力が大好き侍なので、、この本はほんっとーーに、最高でした。まだまだこの2人の絡みは全て語りたいくらい性癖に突き刺さってるけど長くなるからここまで。私は一生rasu先生についていくぞ。

・エロだけじゃなく話もいい

攻めは付き合ってると思っててもっと好きになって欲しいと思ってる。受けはセフレ状態だと思っていて、攻めを好きという事を自覚してない。なので2人の行動に齟齬が出るんだけど過剰に誇張されてなくていい塩梅。お互い勘違いしてたとわかった時の2人がそれぞれに照れててとてつもなく可愛い。

・絵もいい

これ私的にめちゃくちゃポイント高いんだけど、受けも尻が男尻!!!ぷっくり可愛いtkbや唇・舌に対して体は直線で、筋肉は細〜細マッチョ。ガリガリのペラペラでは全くない!!!!いや〜いいね。ぷりぷりもいいけど、男のスッと筋のある尻だと男が抱かれてる感がより感じられるので男尻描いてくれてとても嬉しい。一生rasu先生についていく。

・おまけの充足感

各話の裏話というか、攻め視点が見れる。ひたすら受けを好きというのが伝わってきてとても可愛いし受けをどのくらいちゃんと好きか知れて満足した。電子おまけでは2回目のおふぇらが見れるし、もう一冊続編読んじゃったかな?!ってくらいおまけに満腹感がある。痒い所に手が届くというか、、おまけ含めて本当に脳が痺れるくらい満足させられた。ほんとに本当に素晴らしい一冊だった。買ってよかった…!!!