エモーーーーい！短編集だからあがた先生を深く享受できなくてちょっとだけ物足りないなあという欲が湧いてるんだけど、でも3つとも全てあがた先生で(当たり前)最高だった。tnkはご立派な描写があって幸！
以下ネタバレ
①表題作
大学生×元担任のエロというよりエモ。好きだった担任に卒業記念で告白＆ピアスを開けてもらう攻め。一生残す傷を開けて一生あなたを忘れないという覚悟のエモさ。両片思いだから結局はお幸せになるんだけどね、この子たちはめでたく添い遂げられるのか？自然消滅な気もして将来的な危うさがあるなんとなくバッドエンドにしたくもなる2人…
②春の風
優等生×ちょっと浮いてる子。来るもの拒まず男を食う生徒(受け)の噂を聞いた攻めが注意をしに行って食われる話。これもまた両片思いで、受けがトーン肌という大好物が重複した最高の一品。まー受けの可愛くて色っぽくて美味しそうな子だこと！もっとくっつくまでの間を見たいし、この優等生、なかなか変態性も持ち合わせたむっつりさんだから付き合った後の展開も読みたい。噛み癖、縛り癖、寛大に見えて嫉妬深いみたいなタイプだといいな。受けの肌に残る歯形と歪む顔が見たいな〜。これ一冊で読みたい。
③目を閉じて君に会う
これは3つの中で一番穏やかで純粋で可愛くて切ない。世渡り上手な転校生×事故死した高校生。机に直接文字を書くことでコミュニケーションを取り始め、次第に姿を見せ普通に会話をする2人。それぞれ気づかないうちにこれまた両片思い状態で他人の助言で恋してたことに気づくという鈍感さが可愛い。しかし死者と生者なのでね…彼はずっと淡い青春を内に秘めて生きていくことでしょう。切ないという言葉がぴったりくる。頬を染める受けが可愛すぎるのでぜひ。
