ゲイの少年が、いじめ、母親との不和、ドラッグといった苦境にある一方で敬愛する人を見つけたり恋をしたりして大人になる話。最初は少年の状況も苦しいので悲しい気持ちになるけど、最終的には救われるのでハピエン！
この映画のここがいい
①ジャケ写
小学生、高校生、成人と3時代に分かれて構成されるんだが、3人の役者がこの主人公を演じ、3人の顔が分割されて1人になってるこのジャケ写、、お洒落〜〜！この3色も主人公の心理を反映して作中で使われてるし無駄のないデザインだと思ってこのジャケ好きだな〜
②非情
母親がドラッグ漬けになり高校生の主人公にお金をよこせと迫ったり、主人公が母親を狂わせたドラッグの売人になったりと、家庭だけでなく学校、その他で付き合う人間など、経済面以外にもある貧しい環境の生み出す悪循環に悲しくなった。彼の拠り所が全くなかったわけではないのが救い。
③母親との関係
母親との関係が幼い頃から悪かった主人公だが、売人としての収入を得た頃からか、母を施設に入居させ、面会にも行っている様子。胸の内を話し、親子として向き合うのは遅かったが、お互いに歩み寄れた時は感動してちょっと泣けた。
主人公はこれからどんな人生を歩むんだろう。母との関係も前向きになり、真っ当に生きようと頑張る恋人もでき、売人として生を長らえるは難しいのは身をもって知っているだろう。幸福であったと死ねるように生きてほしいと願う。好きな人は好きと堂々と言える世の中に1日でも早くなってほしい。
